この記事では川崎市での粗大ごみの出し方と手順、手数料やお得な方法を紹介します。
目次
川崎市が定める粗大ごみと手数料
川崎市では、以下に定める区分ごとに処分手数料がそれぞれかかります。
処分手数料
(区分1)長さが30cm以上50cm未満で全部又は一部が金属のもの
一個当たり200円
(区分2)長さが50cm以上180cm未満のもの
一個当たり500円
(区分3)長さが180cm以上で、幅が10cm未満のもの
一個当たり500円
(区分4)長さが180cm以上のもの(区分3に規定するものを除く)
一個当たり1,000円
そのほか、「一束(5枚・本)までを1個」または「一組を1個」として出すことができる品目があります。
一束(5枚・本)までを一個となるものは以下の通りです。
家具類 | 座いす(回転式を除く)、折畳みいす |
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家具類 | 布団・マットレス(スプリング入りを除く)・座布団・クッション |
建具類 | ふすま・網戸・雨戸、畳、窓枠 |
スポーツ・趣味 | テニスラケット・バット |
板状のもの | 姿見・つい立(板状)・トタン板・波板・風呂いた・コタツ板・額縁・ベニヤ板・すにこ・鉄板板・ホワイトボード(板のみ)・黒板(板のみ)・食品用以外の一斗缶(板状につぶしたもの)・つっぱり棚 |
棒状のもの | ブラインド・すだれ・ロールカーテン・カーテンレール・ゴルフクラブ・スキー板・スキーストック・バット・竹刀・木刀・釣竿・パラソル(ビーチ・ゴルフ用)・パイプ・物干竿・角材・幹・丸太・根株・スクリーン(ロール式のみ、台は除く)・モップ・デッキブラシ・空気入れ |
その他 | 衣装箱、バケツ、ポリ容器、たらい・洗面器・おけ、洗濯かご、脱衣かご、自転車かご、松葉杖、植木鉢、刈込みバサミ、スコップ・ナタ・鎌、フェンス・金網 |
(注)品物と品物の間に「・」があるものは、同種類の中で合わせて5個までを一束として出すことができます。
例1)ふすまと網戸と雨戸をあわせて5枚→一束として出すことができます。
例2)バットと竹刀をあわせて5本→一束として出すことができます。
ココに注意
一束として取り扱う品物は、散乱しないようにひもやテープで束ねてください。
詳しくは、申し込み時に粗大ごみ受付センターにお問い合わせください。
一般加入電話などから:0570-044-530
携帯電話・IP電話などから:044-930-5300
受付時間:月~土曜日 8:00~16:45(12/31~1/3を除く)
一組を1個とする品物は
寝具類 | ベッド枠とマットレス(スプリング含む) |
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スポーツ・趣味 | ゴルフバッグとゴルフクラブ、ゴルフクラブセット(クラブ14本まで)、スキーセット(板・ストック・靴)、望遠鏡と台 |
家電・音響・OA機器・楽器 | コタツとコタツ板、ホットカーペットとカバー、ステレオセット(アンプ・プレーヤー・チューナー・スピーカー等)、カラオケセット(演奏装置・スピーカー・マイク等)、ミシンとケース、ドラムセット、楽器とケース(トランペット・ピアニカ等)、オルガン(エレクトーン)といす |
家具 | 机といす、鏡台といす |
健康器具 | ダンベル、バーベル(バーと重り) |
その他 | 物干台と台座 |
また、市では回収できない処分品もあります。
100kg以上の重量がきわめて重たいもの、2m以上の長さがきわめて長いもの、処理作業に危険(爆発、火災など)を及ぼす恐れのあるもの、有害物質は、購入店に処理を依頼してください。消火器の処分は販売店にお問い合わせください。ボタン式電池、充電式電池は電気店・時計店などに置いてある「ボタン電池回収缶」に入れてください。在宅医療廃棄物は、家庭から出る使用済み注射針や不要となった薬は、かかりつけの医療機関へ引き渡してください。薬局で購入した場合は、薬局への持込が可能です。
不要になったパソコンも各メーカーのリサイクル窓口へお問い合わせください。電動アシスト付き自転車のバッテリーも販売店へ相談してください。家電リサイクル法対象品も購入店へお問い合わせください。
また、令和5年7月1日申し込み分より粗大ごみ手数料はそれぞれ100円ずつ値上げする方針です。
市で定める捨て方の手順 ステップ1~4
それでは、市へ回収依頼をする際の手順を確認してみましょう。
ステップ1→収集予約をする
インターネットまたは電話で申し込みます。
インターネットでは「川崎 粗大ごみ 受付」で検索します。電話申し込みの場合、一般加入電話などから:0570-044-530携帯電話・IP電話などから:044-930-5300受付時間:月~土曜日 8:00~16:45(12/31~1/3を除く)受付時間が8:00〜16:45(月〜土曜日・12/31〜1/3は除く)で、月曜、火曜と祝日明けは電話が混み合うようです。申込内容の変更は3日前まで可能です。受付時に伝えられた、受付番号と収集日を忘れずに控えておきましょう。
ステップ2→手数料納付券を購入する
その後、粗大ごみ処理券を市内のコンビニか郵便局で購入します。間違えて違う金額の処理券を購入してしまっても払い戻しは行っていません。次回粗大ごみを出すときに使えるのでとっておきましょう。ただし、市街に転居してしまったときは払い戻しが可能なので、川崎市環境局生活環境部収集計画課に問い合わせてみましょう。
ステップ3→名前を書き、納付券を貼る
納付券に名前と、受付時に案内された受付番号を書き、処分品の目立つところに貼ります。名前を書くことに抵抗のある人はイニシャルでもいいみたいです。
納付券は両面テープのようになっています。はがれないように周りにガムテープを貼るようにしましょう。
シールが貼っていないと回収されないので、必ず目立つところにしっかりと貼るようにしましょう。
スッテプ4→指定された日に指定された場所へ不用品を出す
受付時に指示された日に指定された場所へ出します。
収集は朝8:00~夕方4:00に行われ、時間指定はできないので、朝8:00までには指定された場所までごみを移動しておきましょう。
ココに注意
川崎市では処分施設への持ち込みが出来ない
川崎市では個人が処分施設に直接不用品を持ち込むことができません。引っ越しや、遺品整理など、やむを得ない事情で大量の不用品を処分したい場合は、「一時多量ごみ制度」が利用できます。
一時多量ごみ制度とは
お住いの区を管轄する生活環境事業所へ相談し、一時多量ごみ申込書を提出します。有料ではありますが、大量の不用品を業者に処分してもらう制度です。市からの許可を得ている業者なので悪徳業者などのトラブルに巻き込まれることなく、安心して利用できます。許可業者を利用することで、収集日以外にも回収してくれますし、大量の不良品を一気に処分してくれます。
所管地域ごとの連絡先は以下のとおりです。
所管地域ごとの連絡先
川崎区 川崎生活環境事業所 044-266-5747
幸区、中原区 中原生活環境事業所 044-411-9220
高津区、宮前区 宮前生活環境事業所 044-866-9131
多摩区、麻生区 多摩生活環境事業所 044-933-4111
お得に処分!不用品をリユースしてみよう!
毎年2000トンの粗大ごみが排出される川崎市。そこで市では処分する前にリユースを呼びかけています。
南武線久地駅徒歩5分にあるジモティースポット川崎では、持ち込んだ不用品を何点でも無料で回収してくれます。ジモティースポット川崎とは、川崎市と株式会社ジモティがリユースを促進し、ごみの軽減を図ることを目的とした実証実験を行うスポットです。定休日は火曜日で、不用品を持ち込むときには、電話で予約が必要です。まだ使えると判断されたもののみ回収してもらえるので、使えないものは持ち帰る必要があります。