飲み終えたビール瓶を捨てることにお困りではありませんか?資源ごみの回収に出すのを忘れてしまい、結局、部屋にため込んでしまっている方も多くいらっしゃるかと思います。
この記事では、ビール瓶の回収方法から無料で捨てる方法までをご紹介いたします。それぞれの状況に合わせた捨て方についても解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
一部の店舗やスーパーなどで回収を行っていない場合がある
ビール瓶は基本、お買い求めの販売店へ返却することで処分が可能です。後で詳しく触れますが、「リターナブル瓶保証金制度」という制度によって適切に回収するよう定められています。
しかし、ビール瓶を含め瓶全般、スーパーやコンビニなどで回収していないケースが多くあります。その理由は、ビール瓶の回収は自主的な活動によるものであり、制度を取り入れることで余計な人件費などの費用がかかるためです。
そのため、購入したスーパーやコンビニなどでは回収を受付していないことも多くあります。
ビール瓶の回収方法は?
では、ビール瓶を処分するにはどのようにすれば良いのでしょうか。ビール瓶の主な回収方法は以下の5通りがあります。いずれの方法も無料で回収できる方法になるので、ご都合の良い方法で処分をしましょう。
- 自治体や市町村で回収してもらう
- リサイクルセンターでの回収してもらう
- 購入したお店で回収してもらう
- 近くの酒屋で回収してもらう
- オークションやフリマアプリで売却する
自治体で回収してもらう
資源ごみの日でしっかり捨てられる方であれば、自治体の資源回収が1番手軽で楽に捨てられます。週に1回、月1回のところなど自治体によって回収日は異なるので、自治体のホームページなどで確かめるのが良いでしょう。
リサイクルステーションで回収してもらう
一部の市町村では、市民団体が定期的に指定された日に店舗の駐車場などを借りて、リサイクルステーションを開催していることがあります。こちらでもビール瓶の処分が可能です。持ち込みは必要ですが、資源回収に出し忘れてしまった方などに有効な方法です。
自治体のホームページで実施の場所や日付を確認できるので、確認してみましょう。
購入したお店で回収する
購入したスーパー、酒屋、コンビニなどの店舗でビール瓶の回収が可能です。
ただし、瓶の回収は販売店の自主的な活動によるものなので、全ての販売店で回収をしている訳ではありません。お店の方に瓶の回収を行っているかの確認は必要です。
また、ビール瓶を返却することにより、一本あたり5円の保証金が戻ってきます。よく買い物をされる店舗であれば、買い物ついでに処分ができるのでおすすめです。
近くの酒屋で回収する
近くに酒屋さんがある場合は、持ち込みでビール瓶を回収してもらえます。ビール瓶には一本あたり5円の保証金が上乗せされているので、返却すると1本あたり5円が還元されます。
同時に、ビールケースの処分もご検討中であれば、酒屋さんによっては一緒に処分することが可能です。ビールケースは、1ケースにつき200円の保証金が返金されます。
持ち込みの手間や一部の店舗で回収を行っていない点などの、難点はあります。しかし、最寄りの酒屋で頻繁にお酒を購入される方で、酒屋が瓶の回収も行っていれば、最適な処分方法です。
オークションやフリマアプリで売却する
家の整理などで、古いビール瓶や限定販売されたビール瓶が出てきた場合は、一度フリマアプリやオークションに出品するのもおすすめです。製造されていない昔の瓶や、限定販売された瓶、アニメとコラボした瓶などは、コレクターからの需要があるため、案外高い金額で売れることがあります。
某フリマアプリでは、一本あたり500円から高いものだと2000円程度で取引されております。お持ちの瓶がフリマアプリで取引されているか、一度確かめてみましょう。
リターナブル瓶・ワンウェイ瓶とは
リターナブル瓶とは、使った瓶をメーカーで再利用するため返却・回収される瓶のことを指します。「R」のマークが刻印されているのが特徴です。回収後、洗浄されて、中身を詰めてから再度販売されます。
この販売方法は、明治時代からの歴史があり、現在でもビール瓶に限らず一升瓶や牛乳瓶などにも活用されています。生産・廃棄によるエネルギーを無駄に使わず、原材料の節約にもなるため、環境に優しい瓶として注目されています。
日本のビール製造メーカー4社(キリンビール、アサヒビール、サッポロビール、サントリー)は、国内で取り扱われている瓶のほとんどがリターナブル瓶です。
一方、ワンウェイビール瓶とは返却・回収された瓶の中でも、商品の特性などで再度利用できない瓶です。回収後は資源(カレット)として再利用されます。
リターナブル瓶保証金制度とは
リターナブル瓶保証金制度とは、飲み終えた後のリターナブル瓶を販売店などに返却した際、保証金の5円を消費者に返金する制度です。国内で販売される瓶ビールのほとんどがリターナブル瓶で、販売時に瓶の保証金の5円が追加されて販売しています。
この仕組みにより、返却された瓶の再利用が可能になり、資源の節約や廃棄物処理に伴うエネルギーの削減にも繋がり、環境にも優しい取り組みにもなります。
処分方法の項目でも解説しましたが、リターナブルビールびんの回収やびん保証金の追加は、販売店の自主的な取り組みです。地域や販売店によって、行われない場合もあるため、注意しましょう。
不用品回収業者がおすすめ!
「ビール瓶やビールケースも処分したいけど、他にも処分したいものがあるんだけど」中には、このようにお考えの方もいるかと思います。無料で処分する方法から外れてしまいますが、ビール瓶と一緒にビールケースや、他にも処分したいものがある場合、不用品回収業者を利用する方法が有効的です。
デメリットとして、費用がかかる点、悪質な業者が存在する点が挙げられますが、即日での対応が可能な点や、不要なものをまとめて処分ができる点は魅力的です。
また、業者が回収から運搬まで全て行うので、処分に慣れていない方でも利用しやすく、手間も時間も大幅に節約ができます。
悪質な業者に引っ掛かってしまうと、高額な費用を請求されたり、不法投棄によって依頼主に責任が追求されるケースがあります。優良な業者を選ぶためにも、複数の業者で見積もりの取得、業者の身元や口コミの確認、回収・運搬に必要な許可の確認などが重要になります。
まとめ
この記事では、ビール瓶の処分方法と無料回収の方法について紹介してきました。
地球環境に配慮をするとビール瓶は、酒屋や購入したお店で返却をするのが得策ではありますが、瓶の回収をしていない店舗もあるため、処分に困る方も多くいるかと思います。自治体のごみ回収以外は、基本的に持ち込みでの処分になるので、ご自身の都合に合わせた方法で処分をしていきましょう。
中には、処分するビール瓶やビールケースが多く、自力で処分するには難しい場合もあります。
その場合は、無理をせず、業者の力も借りながら処分を進めていくのも有効な方法です。