汚れてしまった服やサイズが小さく着れなくなった服など、どう処分すべきか悩む人も多いです。衣類なので、燃えるゴミで捨てられるのかなと思いますが、他にも処分の仕方はたくさんあります。
捨て方によっては、無料、有料、収益になる捨て方もあるため、意外と捨てるときでも意識しておくべきです。お金を払って捨てるよりも、少しでも収益になれば嬉しいですよね。
今回は衣類の正しい捨て方を6種類紹介しますので、自分に合った処理の仕方を選びましょう。
目次
衣類を正しく捨てる7つの方法
衣類は捨て方によって、有料にも無料にもなります。手間がかかる捨て方もあれば、簡単に捨てれる方法もあるので、自分にやりやすい方法を参考にしてください。
無難に捨てるなら燃えるゴミ
自治体の燃えるごみを活用すれば、簡単にコストもかからず捨てることができるのでおすすめです。どれだけ量が多くても、袋さえ用意すれば捨てられます。燃えるゴミなら週に2回程度、捨てるタイミングがあるので捨てたいときに捨てられます。
かかる費用としては袋代の数十円程度です。1点注意すべきことは、自治体によってやり方が違うことです。燃えるゴミと資源ごみで分別しているところもあれば、大量に出す場合は粗大ごみになる場合もあるので、必ず捨てる前に各自治体に確認しましょう。
メリット
- 無料で捨てられる
- 好きなタイミングで捨てられる
- 量が多くても可能(自治体により異なる場合もあり)
- 手間がかからない
デメリット
- 自治体によっては大量に出せない場合がある
別の用途に使う(リメイク)
要らない衣類は再利用して別の用途で使うことができます。例えば、ぞうきんや小物入れ、メガネケースやかばんなどさまざまなものにリメイクできます。自分だけのオリジナル商品を作れることが特徴です。
お子さんがいるご家庭なら、大人の服を子供の服に変えることもできますし、給食袋やお弁当を入れる袋など、多様な用途に使用できます。
しかし手芸技術がいるため、誰でも気軽にできるわけではありません。もともと手芸が好きで、空いた時間を有効活用したい人などにおすすめです。
メリット
- 費用がかからない
- リメイクできる用途が多い
- 自分だけのオリジナル商品が作れる
- 有効活用できる
デメリット
- 手間がかかる
- 少量しか処分できない
- 手芸が得意じゃないとできない
フリマサイトで販売する
メルカリやラクマといったフリマサイトで販売すると、処分するだけでなく収入まで得られるためお得です。ブランド品であれば、数千円~数万円で販売できるため、処分したい服がいくらで売れるか確かめてみるといいでしょう。
時間に余裕がある人や、売る服がブランド品が多い、といった方にはおすすめです。
メリット
- 利益を得ることができる
- リサイクルショップなどより単価が高い
デメリット
- 梱包や発送が手間
- 売れるまで時間がかかる
- 大量には売れない
リサイクルショップで買取ってもらう
上記のフリマサイトで売るのと同じで、利益を出すことができるのが最大の特徴です。リサイクルショップの場合、一度に大量の服を処分できるのが魅力的です。フリマサイトで売る方法と違い、ノーブランドは値段がつきにくい場合が多いので注意しましょう。
1kgで100円や1着で10円といったように単価が低く買い取られる可能性が高くなります。一着ずつ販売するのが手間で、捨てるよりかは少しでもお金に変えたいと思っている人におすすめです。
店舗によって異なりますが、出張買取や宅配買取を行っているところもあるので、事前にホームページを確認しておきましょう。リサイクルショップは、買取った服を古着として販売するため、お店で売れる服しか買取ってもらえません。
そのため、汚れがひどい物や破れているものなどは処理できないことが多いです。
メリット
- 一度に大量に処分できる
- 費用がかからない
- ものによって高く売れる
デメリット
- 買取価格が低いことが多い
- 汚れている服などは処分できない
友達や地域住民の方に譲る
服によっては友達やご近所の方にゆずる、という処理方法もあります。例えば、お子さんのいるご家庭なら、小さくなった服を別のご家庭で生まれた子にゆずったり、役所などで回収してくれたりします。
特にベビー服は、これから生まれてくるご家庭に役所が服や食べ物などを提供するサービスがあるので、それに活用されることが多いです。
メリット
- 有効活用できる
- コストがかからない
デメリット
- 貰い手を見つけるのに時間がかかる
- 大量に処理できない
寄付や廃品回収を利用する
ボランティア活動として、貧しい子や海外の子を支援するために、NPO法人や市民団体に寄付をするという方法です。
寄付の仕方は団体により異なるため、事前にホームページなどで確認しましょう。団体によっては郵送で送るだけ、というところもあるので簡単に処理できます。
場所によっては、古着や段ボールなどの廃品を回収してくれる業者が、マンションや団地などで回収しているところもあるので活用してもいいでしょう。
何月何日までに指定の場所に置いてください、といったチラシが入っていることもあります。もしくは廃品回収業者を呼んで回収してもらうことも可能です。
メリット
- 寄付することで社会貢献ができる
- 大量に処分することも可能
- コストがかからない
デメリット
- 手数料や送料がかかるところが多い(寄付する場合)
不用品回収業者、廃品回収業者に依頼する
捨てる服が大量にある、運び出すのが手間、と感じる方は回収業者を呼んで取りに来てもらうことがおすすめです。不用品回収業者と廃品回収業者は、服を回収してくれる点は同じですが、回収できる品が変わってくるため注意が必要です。
不用品回収業者は、名前の通りいらないものをなんでも回収してくれます。
廃品回収業者は、廃品の回収なので回収したものが、再利用できるものでなくてはいけません。そのため、古着や段ボール、缶、びんなどは回収できますが、壊れた家電、ごみなどは回収できません。
服以外でもいらなくなったものを、まとめて一緒に捨てたい方は回収業者に依頼するのもおすすめです。
メリット
- 大量に捨てることができる
- 手間がかからない
- 衣類以外も回収してもらえる
デメリット
- 不用品回収業者はコストが高い
- 廃品回収業者は回収できるものが限られている
自分にあった衣類の捨て方を選ぼう
衣類の捨て方は7通りあるため、自分にあった選び方をしてください。コストや手間を考えて捨てやすい方法を選ぶのが一番です。今回紹介した捨て方を簡単にまとめたので参考にしてください。
捨て方 | コスト | 手間 | 量 |
---|---|---|---|
燃えるゴミ | 〇 | 〇 | 〇 |
リメイク | 〇 | × | × |
フリマサイト | 〇 | △ | △ |
リサイクルショップ | 〇 | △ | 〇 |
誰かに譲る | 〇 | × | × |
寄付 | 〇 | △ | 〇 |
不用品回収業者 | × | 〇 | 〇 |
廃品回収業者 | 〇 | 〇 | 〇 |
フリマサイトやリサイクルショップは、服の状態によって左右されるため、気にせずまとめて捨てたいなら燃えるゴミで捨てるのが無難です。
コストもかからず、大量に捨てることもできる(自治体によって異なる場合もあり)ので、特に気にせず捨てられます。また国が処分してくれるため、悪用、不法投棄される心配もなく安心です。
売ることにより利益を得られることも魅力的なので、売る服、捨てる服をわけて処分するなど工夫することも大切です。自分の状況にあわせて処分の仕方を選びましょう。