引越しや家具の買い替え、大規模な掃除やリフォームを行う時には粗大ごみが発生します。
そんな粗大ごみを処分する際の手順や処分にかかる手数料が平塚市ではどのように定められているか詳しく説明していきます。
平塚市における粗大ごみとは
まずは、何が粗大ごみになるのか確認していきましょう。
平塚市で粗大ごみとして条件は、以下の通りです。
条件
- 立方体状の場合は、1辺の長さが50cmを超え、2m以内のもの
- 棒状の場合は、長さが1mまたは太さが10cmを超え、2m以内のもの
- 板状の場合は、長さが1mまたは厚さが5cmを超え、2m以内のもの
- 重さが25kgを超えるもの
もし処分しようとしているごみの分類が分からないときは、平塚市のホームページで必ず確認しましょう。
粗大ごみの出し方
ここからは平塚市での実際の処分方法について、細かく説明していきます。
ご自身に合った方法で正しい処分をしましょう。
戸別収集
戸別収集とは、自治体が定めた日程に基づいて、ごみ収集車が各家庭を回り、家庭から出されたごみを回収する方法です。
自治体によっては、ごみ袋の種類や購入方法についてもルールが設けられている場合があります。今回は平塚市で行う場合の手順を紹介していきます。
1.予約
粗大ごみの収集を希望する場合は、出したい粗大ごみのサイズを測ってから粗大ごみ等・剪定枝予約受付専用ダイヤル(電話番号:0463-24-1610)へ電話します。
受付時間は、月曜日から金曜日の8時30分から17時までです。
品物の大きさと住所、氏名、連絡先などを伝えます。
電話が難しい場合は、収集業務課の窓口で手続きしてください。
または、平塚市のホームページよりお問合せフォームから連絡出来ます。
予約から収集まで約1〜2週間かかるので、時間に余裕をもって連絡しましょう。
2.納付券を購入
必要事項を伝えたら、収集日時と場所、納付券の枚数などが指定されます。
指定された納付券は市内のコンビニで購入することができます。
3.搬出
納付券に必要事項を記入し、粗大ごみの分かりやすい箇所に貼りましょう。
貼ることが難しい場合は、ひもなどで一緒にくくっても大丈夫です。
準備が完了したら収集日の午前8時30分までに指定された場所に出します。立ち合いは必要ありませんが、その場を離れるため周りの邪魔にならないように置きましょう。
収集作業員が、屋内からの搬出作業は行うことができません。自分で搬出ができない場合は有料にはなりますが、平塚市生きがい事業団に搬出依頼することもできます。
直接持ち込み
粗大ごみを直接持ち込める場所は「環境事業センター」と「粗大ごみ破砕処理場」の2つです。
順に説明していきます。
環境事業センター
平塚市の粗大ごみは、神奈川県平塚市大神3230番地にある「環境事業センター」に持ち込むことができます。
以下に手順を紹介していきます。
持ち込み可能日
環境事業センターへ持ち込む際の予約は、必要ありません。
持ち込み可能日は、以下の通りです。
持ち込み可能日
- 月曜日〜土曜日及び祝日
- 月曜日~金曜日:午前9時~12時 午後1時~4時
- 土曜日及び祝日:午前9時~12時 午後1時~3時
土曜日及び祝日は、午後の時間の締め切りが1時間早くなるので注意が必要です。
年末年始などのスケジュールが知りたい場合は平塚市のホームページを確認しましょう。
持ち込みできないもの
環境事業センターに以下のようなものは、持ち込みできません。
ココに注意
- 危険物
- 金属製品等の燃えないもの
- 建築現場から出された資材
- 容器包装プラスチック・ペットボトル
- 紙、ダンボール、衣類などの資源再生物
- 産業廃棄物
- 剪定枝(家庭の庭木を剪定した枝(業者が入らないものに限る))
受け入れの可否が分からない場合には、事前に各施設へ必ず問い合わせをしましょう。
手数料
手数料は、以下の通りです。
手数料
- 家庭からのごみは、10kg当り220円(10kgまで220円)
- 事業者からのごみは、10kg当り280円(10kgまで280円)
10kgを超える場合は、10kgにつき220円または280円追加でかかります。
注意点
他市から環境事業センターの利用はできません。
確認のため、本人確認ができる保健所などを持参するのが良いでしょう。
また、持ち込みする際は代理ではなく、本人または家族が持ち込むのがルールです。
その他不明点がある場合は、ホームページの確認や電話での相談をしましょう。
粗大ごみ破砕処理場
もう1つの持ち込み場所は、神奈川県平塚市堤町3番5号にある「粗大ごみ破砕処理場」です。
以下に手順を紹介していきます。
予約
環境事業センターへ持ち込む際は予約が必ず必要です。
事前に電話またはインターネットで予約ができますが、当日予約はできないため余裕をもって搬入予定日の2週間前くらいから動きだしましょう。
持ち込み可能日
持ち込み可能日は、以下の通りです。
持ち込み可能日
- 午前9時~12時 午後1時~4時
- 毎月1日から28日まで
- 土曜日、日曜日、祝日(要事前予約)
事業系ごみ(木くず、剪定枝のみ)の持ち込みは、事前連絡が必須となり平日のみとなります。
休業日は、毎月末29日〜31日及び年始1月1日〜1月3日です。
ゴールデンウィークやお盆などは混雑するので早めに搬入を済ませましょう。
持ち込みできないもの
環境事業センターに以下のようなものは持ち込みできません。
ココに注意
- 産業廃棄物
- 建築現場から出された資材
- 家電リサイクル法に指定されたもの(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン・衣類乾燥機・冷凍庫)
- 小型家電(横30cm×縦15cm×奥行20cmの立方体より小さいもの)
- パソコン本体一式、ディスプレイ、キーボード等の付属品
- 資源再生物(缶・ビン・段ボール・名刺サイズ以上の紙・雑誌・新聞紙・布類・毛布・ペットボトル・自転車・容器包装プラスチック(プラクル)等)
受け入れの可否が分からない場合には、事前に各施設へ必ず問い合わせをしましょう。
手数料
手数料は以下の通りです。
手数料
- 家庭からのごみは、10kg当り220円(10kgまで220円)
- 事業者からのごみ(剪定枝、木片のみ)は、10kg当り280円(10kgまで280円)
10kg未満の場合、10kg当りの処理手数料です。
支払いはその場で現金か電子マネーが使えます。
(交通系電子マネーはSuica、PASMOのみ)
電子マネーは窓口でチャージができないため事前にチャージしておきましょう。
注意点
他市から粗大ごみ破砕処理場の利用はできません。
確認のため本人確認ができる保険証などを持参するのが良いでしょう。
また、持ち込みする際は代理ではなく、本人または家族が持ち込むのがルールです。
その他に不明点がある場合は、ホームページの確認や電話での相談をしましょう。
不用品回収業者に依頼
戸別収集や持ち込み以外にも不用品回収業者に回収してもらう手もあります。
業者によって制限はありますが、上記の方法よりは簡単に処分できるでしょう。
また、不用品回収業者を利用することで、準備や持ち込みの時間と手間を省くことができたり、業者は専門知識を持っているため安全に不用品を運ぶことができます。環境にやさしい不用品を適切に処分することで、環境に負荷をかけることを減らすことができます。
上記の方法よりは手間は省けますが、注意点もいくつかあります。
以下に紹介していくので、是非参考にしてください。
注意点
不用品回収業者を利用する際の注意点について説明します。
1.業者の信頼性を確認
不用品回収業者を選ぶ際は、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
業者の情報をインターネットや地元の情報誌などで調べ、口コミや評判を確認しましょう。
2.料金や作業内容を確認
業者との契約の前には、料金や作業内容を確認して納得した上で契約を結ぶことが大切です。作業後に見積もりとは違った金額を請求してくる悪徳業者もいるので、必ず見積もり時と作業前には内容を確認しましょう。
3.廃棄物の種類
業者によっては、回収できる廃棄物の種類が異なる場合があります。
危険物や化学物質などは回収できないので、廃棄物の種類に注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
それぞれの方法によって、利用できる品目や料金、手続きなどが異なるため自分に合った方法を選ぶことが大切です。
適切かつお得に粗大ごみを処分して、スッキリとした新生活をおくりましょう。