自宅や会社のコピー機を処分したいときは、どのような方法・手順で行えばいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
コピー機は小さなサイズのゴミではありませんから、粗大ゴミ扱いになるのでは?と思っているかもしれません。粗大ゴミとして処分してもらうといえば自治体のゴミ処理サービス、しかしコピー機の場合は自治体で処分できないケースもあるので注意が必要です。
コピー機は自治体で処分する以外にも方法がありますから、自治体も含めさまざまな処分方法を解説しますので参考にしてみてください。
目次
コピー機は業務用と家庭用がある
コピー機というと、会社やコンビニにもある大型の機器を思い浮かべるかもしれませんが、自宅にある家庭用のプリンターでコピー機能がついたものもコピー機と呼ぶことがあります。家庭用のコピー機能が付いたプリンターは複合機とも呼ばれ、プリンターよりもやや大きめのサイズですが業務用のコピー機よりは小さく卓上に設置できるタイプです。
業務用のコピー機はオフィスなどで使用するもので、家庭用の機種よりも大型です。大型なので床の上に設置し、コピーだけでなくスキャナーやFAXがついている「複合機」と呼ばれる機種が多いです。
家庭用コピー機は比較的カンタンに処分することができるのですが、業務用の場合は家庭用の機種よりも手間がかかったり手続きが必要になることもあります。
家庭用コピー機の処分方法について
家庭用のコピー機を処分する方法は、つぎのようなものがあります。
- 自治体で処分してもらう
- 小型家電リサイクルに出す
- リサイクルショップなどに売る
- 販売店で下取りに出す
- 欲しい人に譲る
- 不用品回収業者に処分を依頼する
家庭用のコピー機を処分する方法で、一般的なのは自治体で処分してもらうことでしょう。自治体で処分する場合はそれほど高くはありませんが、処理料金を支払う必要があります。無料で処分したい場合や、急ぎで処分したいときの方法もあるので、それぞれの方法をくわしく解説していきましょう。
自治体で処分してもらう
多くの自治体ではコピー機を粗大ゴミとして扱っています。粗大ゴミの品目別料金表にも、家庭用コピー機やプリンターなどの名前で掲載されていることも多いです。処分するために支払う金額は200円~500円程度と高くはないのですが、手続きが必要で予約した日に指定された場所まで持って行く必要があります。また、回収日は自分の都合の良い日を選べないことが多く、場合よっては回収日までかなり待たされることもあるでしょう。
粗大ゴミではなく、一般の燃えないゴミとして出せるケースもあります。自治体にもよりますが、燃えないゴミの指定袋に入るサイズのコピー機なら、粗大ゴミではなく燃えないゴミで出すことができるのです。燃えないゴミでもOKかどうかは、各自治体に問い合わせ確認してください。
小型家電リサイクルに出す
ゴミとして廃棄するのではなく、リサイクルを目的として回収してもらう方法もあります。家庭用コピー機は小型家電リサイクル法の対象となる家電なので、自治体の拠点回収を利用して出したり、家電量販店の店頭などに持ち込んで回収してもらうことができます。
リサイクルショップなどに売る
まだ十分に使えるコピー機限定ですが、状態が良ければリサイクルショップや買取店で買い取ってもらうこともできます。製造から3年以内の使用感がそれほどないものなら、高価買取が期待できるでしょう。
また、リサイクルショップや買取店で売れなかったものでも、フリマアプリやネットオークションに出品することで売れる可能性もあります。どのような方法でも、売ることができれば処分費用は不要でいくらかの収入を得ることができるでしょう。
販売店で下取りに出す
コピー機を新しく購入する場合なら、購入する販売店が古いコピー機を下取りしてくれることもあります。下取りしてもらえれば、処分のためにお金を使わなくても済みますし、新しいコピー機の購入価格を下取りの分安くすることができます。
欲しい人に譲る
多少古くても使えれば欲しい、そういう人に譲るという方法もあります。知人や近所の人など、身近な場所に住んでいる人に譲るなら送料も必要なくすぐに渡せるので、ラクに処分できる方法です。欲しい人が身近にいない場合でも、地域の情報掲示板サービスに掲載することで、欲しいという人が見つかるかもしれません。
不用品回収業者に処分を依頼する
自治体よりも費用はかかりますが、不用品回収業者に依頼すれば連絡してから回収までは迅速、即日対応も可能です。急いでコピー機を処分したい人だけでなく、持ち運ぶのが面倒・自信がないという人も、不用品回収業者ならすべて任せられるので負担なく処分することができます。
不用品回収業者はさまざまな不用品を回収可能なので、コピー機を処分するついでに家にある不用品をまとめて処分してみてはいかがでしょうか。
業務用のコピー機の処分方法について
業務用のコピー機の場合、処分を依頼するのが事業者であることからコピー機は産業廃棄物として扱わなければなりません。自治体では一般の家庭から排出されるゴミなら処分してくれますが、産業廃棄物は受け入れることができません。
ですから、会社や店舗などの事業所で使っていた業務用のコピー機は、自治体以外で処分しなければならないということになります。業務用のコピー機でも処分できる方法は、つぎのようなものがあります。
方法
- 産業廃棄物処理業者に依頼する
- 処分したいコピー機のメーカーに回収を依頼する
- 買取業者に売る
- 不用品回収業者に処分を依頼する
それぞれの方法について解説していきましょう。
産業廃棄物処理業者に依頼する
事業所で使っていた業務用のコピー機は産業廃棄物なので、産業廃棄物処理業者に依頼すれば適正に処分することができます。ただし、信頼できる業者に依頼しなければトラブルに巻き込まれる恐れがあるので注意してください。
産業廃棄物処理の資格を持っているか、認証機関から認証を得ているのかなどチェックするのはもちろん、見積りをもらい明朗会計であることを確かめて依頼するようにしましょう。
処分したいコピー機のメーカーに回収を依頼する
処分したいコピー機のメーカーに回収してもらう方法もあります。コピー機を製造・販売するメーカーでは、多くが不要になったコピー機を回収するサービスを行っています。メーカーの回収サービスは無料ではなく、回収費用や再資源化処理費用などが必要になるので、各メーカーに問い合わせてください。
買取業者に売る
リサイクルショップや買取業者に売るという処分方法もあります。ただし、故障して使えないものや修理が必要なもの、製造から10年以上経過しているものなら買取不可とされることもあります。カンタンに持ち運びができるものではありませんから、持ち込む前に買取可能かどうかを事前に確認しましょう。
不用品回収業者に処分を依頼する
不用品回収業者の多くは産業廃棄物処理にも対応できるので、業務用のコピー機も回収・処分してもらうことができます。自治体のように指定された場所まで持って行く必要がなく、業者側で搬出から積み込みまですべて行ってくれるので、手間をかけずにコピー機を処分することができます。
ただし、信頼できる業者でなければトラブルが発生することがあるので、ホームページなどの会社情報・実績・口コミなどをしっかりチェックして、可能なら複数の業者に見積りをもらい比較検討して業者を決定してください。