この記事では、金庫の処分を考えている方へ向けて役立つ情報をお届けします。金庫は自治体の粗大ゴミとして処分できないことやおすすめの処分方法など、重要ポイントを踏まえて紹介します。
この記事で紹介する金庫を処分する4つの一般的な方法の中から、あなたにぴったりの方法を見つけましょう。さらに、金庫の処分にかかる費用の相場や準備すべきことなどについても詳しく解説していきます。
金庫を手放す際の不安を解消し、スムーズな処分を実現しましょう。
目次
金庫は自治体の粗大ゴミとして処分できない
金庫を処分する際に、まず自治体の粗大ゴミとして捨てようと思う方も多いかもしれません。しかし、金庫は特殊な素材が使われているため、実際にはほとんどの自治体では粗大ゴミとして回収されないことが多いです。
一部の自治体では、手提げ型や小さな金庫などの金庫は回収している場合もありますが、大きな金庫は粗大ゴミの対象外となることがほとんどです。
金庫の処分方法4選
もし、金庫を手放すことを考えているのであれば、以下の4つの方法を検討してみることをおすすめします。
- 買い取りしてもらう
- 購入した店舗で引き取ってもらう
- 不用品回収業者に引き取ってもらう
- フリマアプリで売却する
では、さっそく金庫を処分する一般的な方法を4つ見ていきましょう。
買い取りしてもらう
金庫を処分する方法の中で、手軽でお得なのは買い取りしてもらうことです。金庫がまだ使える状態であれば、買取業者に依頼することで売却価格を期待できます。売却価格に納得すれば、実際に換金することも可能です。
一般的に金庫は20年程度の寿命があるため、製造から20年以上経過している場合は買い取りの対象外の可能性があるため注意しましょう。
買取業者に依頼する際には、いくつかのメリットとデメリットがあります。
【メリット】
・金庫の状態に関係なく引き取ってもらえる可能性がある
・処分価格が比較的安い
・出張買取を利用すれば、指定した日時に査定や受け取りに来てもらえる
【デメリット】
・金庫が解錠できない状態の場合、引き取りが難しい可能性がある
・出張買取の際、近場に業者がない場合は出張費が追加でかかる可能性がある
ただし、買取業者によって対応が異なるため、複数の業者に見積りを依頼すると良いでしょう。フリマサイトでの売却も1つの選択肢です。
しかし、梱包や発送料がかかることを考えると買取業者に依頼し、出張買取を利用すれば手間を減らすことができるでしょう。
購入した店舗で引き取ってもらう
金庫を処分する方法の中で、2つ目の方法は購入した店舗に引き取ってもらうことです。この方法のメリットとデメリットを紹介します。
【メリット】
・実際に購入したお店に依頼するため、信頼性が高く安心感がある
・引き取りと同時に新しい金庫を購入すれば、引き取り額が無料になる店舗もある
・出張引き取りの場合、重い金庫を持ち運ぶ手間が省ける
【デメリット】
・お店に持ち込む必要があるため、体力と時間がかかる
・金庫に破損があると引き取ってもらえない可能性がある
さらに、購入したお店に引き取りを依頼する際には以下の事前確認が重要です。
事前確認
- 暗証番号・鍵が解除されていることを確認する
- 金庫の定式・結論を把握する
- 金庫が破損していないかを確認する
なお、長年使った金庫の売却の場合、購入したお店が存在しない可能性もあるため別の方法を検討する必要があります。購入した店舗に引き取ってもらう方法は、信頼性と安心感があり、新しい金庫との買い取りで金庫をお得に処分できる便利な方法です。
不用品回収業者に引き取ってもらう
金庫を売却する3つ目の方法は、不用品回収業者に引き取ってもらうことです。回収や分別など全てを業者に任せることができるので、手間を省きたい方におすすめです。
ただし、注意点として悪徳業者に騙されないようにするためには、見積もりを2〜3社程度取ることが重要です。特に「無料で不用品を引き取る」と謳っている業者には注意しましょう。
これらの業者は、回収した不用品を不法投棄をしてしまう可能性があり、依頼者が罪に問われる恐れがあります。不用品回収業者に金庫を頼む際のメリットとデメリットは次の通りです。
【メリット】
・業者が全ての手続きを行ってくれるので、手間がかからない
・最短即日で対応している可能性がある
・他の不用品と一緒に回収してもらえる可能性がある
【デメリット】
・費用が他の方法に比べて高い可能性がある
・悪徳業者が存在し、トラブルに巻き込まれる可能性がある
回収費用の相場は3,000円〜20,000円程度とされていますが、業者や金庫のサイズによって異なります。安くても追加費用が発生する可能性があるため、事前見積りの段階で確認を怠らないようにしましょう。
フリマアプリで売却する
金庫を処分する4つ目の方法は、フリマアプリで売却することです。買取業者と違い自分で金額を決めて販売できるため、高く売れる可能性があります。
フリマアプリの中でも、「ラクマ」は手数料が安く、出品されている品目の種類も豊富なので大型の金庫でも売りやすいです。ただし、フリマアプリで売却する際は梱包や発送などの面倒な作業がある点と、金庫のサイズが大きい場合、送料が高くなる点がネックです。
フリマアプリを利用して金庫を売却する際のポイントは以下の通りです。
ココがポイント
- 高額で売りたい場合は、金額設定に工夫を凝らす
- 出品・梱包・発送の作業に手間を感じる場合は、ラクマなど手数料が安いサポートが充実しているアプリを選ぶ
- 大型の金庫を売る場合は、送料を抑えて価格設定を行う
また、メリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
・自分で価格設定ができるため高額での売却の可能性がある
・広範囲のさまざまな人に見てもらえる
【デメリット】
・出品・梱包・発送の作業に手間がかかる
・買い手がつくまで、不要な金庫を自宅で保管しなくてはならない
フリマアプリで金庫を売却することで、手軽に売却ができる上に高額で売れる可能性があるのでおすすめです。なお、梱包や発送などの手間や送料の負担を考えて、正しい方法を選ぶことが大切です。
金庫の処分にかかる費用の相場
金庫を処分する際の費用は、処分方法や金庫のサイズによってさまざまです。
・購入した店舗で引き取ってもらう場合
0〜30,000円
・不用品回収業者に引き取ってもらう
1キログラムあたり:100〜200円
ただし、上記の価格は目安なので業者によって料金は異なる可能性があります。
特に、不用品回収業者は基本料金や別途料金が含まれる場合があるため、注意が必要です。
金庫の処分にかかる費用の相場の特徴を、以下で簡潔にまとめています。
費用の相場の特徴
- 購入した店舗で引き取ってもらう:比較的少額の費用で済む場合が多い
- 不用品回収業者に引き取ってもらう:基本料金に加えて別途料金が発生するため、費用が嵩む可能性がある
- フリマアプリなどで個人的に売却する:梱包費・発送費・送料がかかるが、利益収入が入る
以上の特徴を踏まえて、金庫の処分方法を選ぶ際には自分の予算や手間を考慮して適切な方法を選ぶと良いでしょう。
まとめ
以上、金庫の処分について自治体で粗大ゴミとして処分できないことや買取業者での買い取り、店舗引き取り、頼れる回収業者の選び方、便利なフリマアプリでの売却方法などについて詳しく紹介しました。
金庫の処分にかかる費用の相場は重要なポイントなので、この記事を参考にしてください。また、金庫をフリマアプリで売却する際は梱包費や送料も考慮する必要があります。
最後に、売却や買い取りに出す前の準備をしっかり整えることが成功のポイントです。正確な金庫のサイズや重量を把握し、業者選びやフリマアプリでの取り引きをスムーズに進めましょう。