冬場に重宝する石油ファンヒーターですが、大きい家電になるので捨て方に悩んでしまう人も多いです。石油ファンヒーター自体粗大ごみで捨てようと思っていても、灯油が入っている状態の場合、灯油の処理の仕方がわからず捨てられない人もいます。
本記事では、石油ファンヒーターの捨て方をいくつか紹介するだけでなく、灯油の処分の仕方や、捨てるタイミングなども合わせて紹介します。
お金がかかってしまう捨て方から、無料で処分できる方法まであるので、自分にあった処分の仕方を見てください。
目次
石油ファンヒーターの故障のサイン
石油ファンヒーターの寿命は約8年と言われています。処分しようと思っている石油ファンヒーターが、まだ3年近い場合は、修理すればまだまだ使えるかもしれません。
壊れているのか、単なる不具合で少しいじれば直るのか判断するために、故障の症状について説明します。
電源をつけても点火しない
石油ファンヒーターの電源を押しているのに点火しない場合は、修理または故障のサインです。原因としては、灯油が古い、気化器やノズルに何か詰まっている、といったことが挙げられます。
すぐに修理会社に連絡するのではなく、取扱説明書を読みながら不具合の原因を見てみましょう。取扱説明書を読んでも問題が解決しない場合は、修理会社(家電量販店)などに相談してください。
断線している
電源プラグが断線している石油ファンヒーターを使用し続けるのは危険です。ガムテープなので固定すれば電源が付くから、といって使用していると火花が散り火災の原因につながります。
断線くらいであれば、ホームセンターや家電量販店でプラグが売っているため、自分でも修理することが可能です。もちろん自分で処理できない場合は、すぐに修理や交換の依頼をしましょう。
エラーコードが表示される
エラーコードが表示される場合は、まず取扱説明書を読み原因が何かを突き止めます。原因によっては、自分で解決できるものもあるので、確認してください。
例えば、吹き出し口に何か詰まっている、給気フィルターにほこりやごみが詰まっている、といった場合は、掃除をするだけで直ることもあります。掃除をしても直らない場合は、故障の可能性が高いので、修理や処分を検討してください。
適度に掃除をしておくことで、つまりの原因による故障などを防げるので、意識して掃除しましょう。
石油ファンヒーターを処分する方法
石油ファンヒーターを処分する方法には、「無料」、「有料」、「お金に換える」の3種類があります。すぐに処分したい人や、現金化したい人など状況が違うと思うので、自分にあった捨て方を選んでください。
自治体の粗大ごみとして処分する
代表的な捨て方の一つとして、自治体の粗大ごみで捨てる方法があります。自治体によって捨て方や、捨てられる大きさなどが異なるため、事前に確認を取っておくことが重要です。
一般的な捨て方の手順を説明します。
- 自分が住んでいる自治体のホームページから粗大ごみを取り扱っている部署に連絡し、石油ファンヒーターを処分したい旨を伝えます。この時に捨てられる大きさや費用を確認しておきましょう。
- コンビニや郵便局などで販売している、粗大ごみ専用のシール(券)を必要分購入します。自治体によって異なりますが、費用は200円~500円以内のことが多いです。
- 石油ファンヒーターに、購入したシールを貼り、指定されている日時・場所に置きます。
自治体に回収してもらう方法として、自分で石油ファンヒーターを持っていくという方法もあります。近くにごみ処理センターなどがあれば、自分で運ぶことで処分してもらうことも可能です。
この場合は、専用シールなどは要りませんが、費用は同じく数百円かかります。また事前にごみ処理センターに連絡し、捨てに行く日や捨てるものを伝えておきましょう。
フリマサイトで出品して売却する
まだ使える石油ファンヒーターであれば、メルカリやラクマで販売することも可能です。ものにもよりますが、5,000円~15,000円ほどで販売されていることが多いです。自分の石油ファンヒーターがいくらで売られているか確認してください。
サイズが大きいため送料は高くなってしまいますが、収入が得られるくらいに売ることができます。商品が比較的新しい、状態がいい、現金化したい、といったような人におすすめです。売れるまで時間がかかる(または売れない)こともあるという点は理解しておきましょう。
リサイクルショップで売却する
上記と同じでまだ新しいものや、状態の良い物であればリサイクルショップで売却することができます。フリマサイトで出品するのと違い、持っていけばすぐに現金化ができることが特徴です。
リサイクルショップで売却後に、店舗がその商品を販売するため「値段が安くなる」、「買取れないケースがある」というデメリットもあります。店舗まで持っていたのに買取ってもらえなければ、ショックも大きいため事前に簡単な見積をしてもらうといいでしょう。
また店舗によっては、出張買取も行っている場合があるので、持ち運ぶのが不便な人は利用してみてもいいでしょう。
不用品回収業者に依頼する
困ったときになんでも回収してもらえるのが、不用品回収業者です。不用品回収業者と名前が似ている廃品回収業者は、「リサイクル」、「リユース」、「リデュース」できるものしか回収してもらえません。
石油ファンヒーターは対象外になる可能性が高いため、不用品回収業者を選びましょう。不用品回収業者は、どんなものでも(1点から何点まででも)回収してもらえます。
自宅まで回収してもらえるため、労力を使うことなく、いつでも捨てられるというメリットがあります。
一方で、処分する費用が高い、悪徳業者がいる、といったデメリットもあるので注意しましょう。一点買取は値段が高くなりやすいので複数捨てる、悪徳業者を選ばないためにホームページや買取許可を持っているか確認する、といった対策が重要です。
家電量販店に引き取ってもらう
新しい石油ファンヒーターに買い替える場合は、購入する家電量販店に引き取ってもらうことも可能です。商品によって販売価格から値引きしてもらえることもあるので確認してください。
石油ファンヒーターを捨てる際の注意点
石油ファンヒーターを捨てる際には以下のことに注意しましょう。
灯油を捨てる
使い切るかガソリンスタンドで処分してもらうなど、灯油の入っていない状態で捨てましょう。
乾電池を取っておく
乾電池は回収ボックスなどで捨てるため、分別しておく必要があります。
石油ファンヒーターは正しく捨てましょう。石油ファンヒーターを処分する方法は、以下の通りです。
処分する方法
- 粗大ごみとして処分する
- フリマサイトで売却する
- リサイクルショップで売却する
- 不用品回収業者に依頼する
- 家電量販店に引き取ってもらう
捨て方により費用がかかったり、手間がかかったり、さまざまなので自分の捨てやすい方法を選びましょう。今回紹介していませんが、石油ファンヒーターを誰かに譲るといった処分方法もあります。
捨てるときには、灯油と乾電池を先に処分しておくことが重要です。特に灯油は、入ったまま処分してしまうと思わぬ事故につながりかねないので危険です。
本記事を参考に正しい石油ファンヒーターの捨て方を学び、処分してください。