生活の癒しにもなる観葉植物は、枯れたり、いらなくなったりすると処分しなければいけません。小さなものならすぐに捨てられますが、パキラやアレカヤシ、シマトネリコのような大型の観葉植物であれば、どう捨てればいいか悩む人もいると思います。
そんな方のために、本記事では観葉植物の処分方法を詳しく解説します。粗大ゴミ以外にも処分方法はたくさんあるので、自分に合った処分方法を選びましょう。
目次
観葉植物を処分する6つの方法
観葉植物を処分する方法は全部で6種類あります。それぞれメリット・デメリットがあるので、どれが自分にあっているか見ていきましょう。
自治体の燃えるごみで処分する
多くの観葉植物は、燃えるゴミで処分することができます。容器部分はプラスチック製のものが多いので、分別して燃えないゴミで処分しましょう。サイズが小さい観葉植物は、とくに何もせず処分できますが、サイズの大きいものは袋に入り切りません。
粗大ゴミで捨ててもいいですが、解体すれば燃えるゴミでも捨てることが可能です。例えばパキラのような幹がしっかりしているものであっても、ノコギリなど工具を使えば小さく分解できるので、燃えるごみで処分することができます。
ます. 普段からDIYなどをしている人は、問題なく解体できると思いますが、不慣れな方は解体時にけがのないように気を付けましょう。
メリット
処分費用をかけずに処分できる。いつでも好きなタイミングで処分できる。
デメリット
大きいサイズは解体する手間がかかり、工具が必要になる。
自治体の粗大ゴミで処分する
燃えるごみで処分できない大型サイズの環境植物は、粗大ゴミで処分できます。解体するのが手間な人は、そのまま粗大ゴミとして捨ててもいいでしょう。粗大ゴミの捨てる手順を紹介していきますが、注意点があります。
自治体によってルールや、処分費用が異なるので、事前に問い合わせして確認してください。粗大ゴミを捨てる手順は以下の通りです。
- 自治体に粗大ゴミを捨てることを連絡しましょう。捨てる場所、日時、費用も一緒に来ておくとスムーズに捨てることができます。
- 粗大ごみを捨てるには「専用のシール」が必要です。役所、郵便局、コンビニなどで販売しているので、処分にかかる費用分を購入してください。およそ500円程度で処分できます。
- 指定の場所、日時に捨てれば処分完了です。
メリット
処分費用はかかるが安く処分できる。
デメリット
粗大ごみの回収日が月に一回程度しかないので、好きなタイミングで処分できない。
すぐに捨てたいけど、回収日が過ぎてしまった方は、直接ごみ処理場に持っていけば、すぐに処分することができます。この場合も事前に連絡を入れたから観葉植物を持っていきましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、いらないものならなんでも、どれだけでも、回収してくれる便利な業者です。また直接回収しにくるので、自分で運び出す手間がいりません。
しかし、処分費用は高いです。そのため観葉植物だけを処分するには向いていません。観葉植物以外にも、捨てるものが多い方は利用しましょう。また不用品回収業者は、悪徳業者が多い傾向があるので注意が必要です。
古物商許可証があれば、国からの許可を得ている証になるので、悪徳業者かどうか見極めましょう。
メリット
不要なものを一度に大量に捨てることができ、手間もかからない。
デメリット
処分費用が高い。悪徳業者が多い。
誰かに譲る
この処分方法を活用することは少ないですが、観葉植物が欲しい、と言っている人に譲り処分することも方法のひとつです。友達、知り合い、地域の人などに観葉植物が必要か聞いてみましょう。
もし、身近に観葉植物が欲しい人がいない場合は、ネットで募集することもできます。ジモティーなどを活用すれば、見つかるかもしれません。知らない人に譲る場合は、トラブルにならないように気を付けましょう。
メリット
処分費用をかけずに、誰かにあげることで有効活用してもらえる。
デメリット
欲しい人を見つけるのが難しいので、なかなか処分できない。
フリマサイトで出品する
捨てるだけではなく、お金に換えて処分したい人におすすめの処分方法です。メルカリやラクマなど、フリマサイトで出品・販売し、処分することができます。もちろん枯れている観葉植物は売れないので気を付けましょう。
実際にメルカリで検索してみると500円~10,000円程度で売られていることが多く、種類豊富に販売されています。観葉植物は需要のある商品なので、出品しても売れる可能性が高いです。
一度自分の持っている観葉植物が、いくらで売られているのか調べてみてもいいでしょう。
メリット
処分するだけでなくお金に換えることができる。
デメリット
商品によっては、すぐに売れない。梱包やメッセージなど手間がかかる。
リサイクルショップで売却する
観葉植物はリサイクルショップで売却し、処分することもできます。上記のフリマサイトで出品する方法と異なる点が3つあるので、どちらで売却したほうが自分にあうか参考にしてください。
1つ目は、リサイクルショップで売却する場合、即日で処分できることです。店舗に持ち込めば、その場で査定してもらい、お互い合意すればその場で売却できます。そのため、急いで売りたい人はリサイクルショップのほうがおすすめです。
もし、店舗が近くにない場合は、出張買取や宅配買取を行っている店舗もあるので、利用してください。店舗によって対応しているか異なるので、事前にホームページなどで確認しておきましょう。
2つ目は、売却金額の違いです。リサイクルショップで売却するほうが、比較的安くなることが多いです。リサイクルショップは、買い取った観葉植物をお店の商品として販売するため、買取金額の中に利益が含まれています。フリマサイトであれば、店舗を挟まず相手に直接売却するので売却金額が高くなる傾向があります。
3つ目は、商品状態の違いです。フリマサイトでは、例えば鉢に傷があったり、多少観葉植物の元気がなかったりしても売れる場合があります。一方、リサイクルショップは、自分のお店に売るので、商品状態がよくなければ買い取ってもらえません。
または、買取はしてもらえても価格が大幅に下がってしまうことが多いです。これらの違いを加味して、どちらで売却するか考えましょう。
メリット
すぐに処分(売却)できる
デメリット
買取価格が安いことが多い。
自分の好きな捨て方で観葉植物を処分しよう
6つの処分方法を紹介してきましたが、それぞれメリット・デメリットがあり、自分には度の処分方法があっているのか悩んでしまう人もいると思います。どんな処分方法があったか、おさらいもかねて、どんな人におすすめなのかまとめました。
処分方法 | こんな人におすすめ |
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燃えるゴミで処分 | 誰にでもおすすめの万能型タイプ |
粗大ゴミで処分 | 処分費用は抑えつつ、観葉植物のサイズが大きくて袋に入りきらない人 |
不用品回収業者に依頼 | 観葉植物以外にも処分するものが大量にある人 |
誰かに譲る | 身近な人で、観葉植物の貰い手が見つかった人 |
フリマサイトで出品 | 処分するだけでなく少しでもお金に換えたい人 |
リサイクルショップで売却 | お金に換えたい+すぐに処分したい人 |
メリット・デメリットや、こんな人におすすめの表を参考に、どれが自分にとって捨てやすい方法か参考にしてください。