macbookを手放す際は、正しい処分方法を選択し、大切なデータを守ることが大切です。環境に配慮した方法でmacbookを手放すことで、新たな一歩を踏み出す準備を整えることができます。
この記事ではmacbookの正しい処分方法について、下取り・売る・捨てる前に必要な手順などを詳しく解説します。
目次
macbookの寿命はどれくらいか
macbookの平均的な使用年数は一般的に約4年とされています。特に劣化が目立つのが液晶画面のバックライトで、寿命を迎えると明るさが低下し、購入した時の半分程度になることもあります。
他にも具体的な症状として、異音や本体の激しい発熱、バッテリーの減りが早い、画面のちらつきや色ムラ、頻繁なエラーメッセージ、突然の再起動、シャットダウンなどといった異常な挙動が起こりえます。
また、macOSの最新バージョンが動作しない場合や空き容量が常に不足しているような問題も、macbookの寿命が近いことを示しています。これらの症状が見られたら、修理や買い替えを真剣に考えましょう。
macbookを処分する前にやるべき3つのこと
macbookを処分する前には、以下の3つの重要なステップを踏むことが大切です。
内部データをバックアップする
macbookを処分する前に、大切なデータを守るために内部データをバックアップしましょう。まず、バックアップ先として外部ストレージやDVD・外付けHDDを利用する方法があります。
データを移行する場合は、内部ツールの「移行アシスタント」を使用するとスムーズにデータ移行できます。また、iCloudやTime Machineを利用してデータをバックアップすることも可能です。
別のApple機器を利用していてすでにiCloudを使っている方は、手軽にバックアップが取れるのでぜひ活用しましょう。
iTunesやiCloudからサインアウトする
内部データのバックアップが完了したら、iTunesやiCloudからサインアウトしましょう。
iTunesのサインアウト方法
- iTunesを開き、メニューバーから「アカウント」→「認証」の順に選択します。
- 「このコンピュータの認証を解除する」を選択します。
- Apple IDとパスワードの入力画面が表示されるので、それぞれ入力します。
- 「認証を解除」をクリックして完了です。
iCloudのサインアウト方法
- メニューから「システム環境設定」を選択します。
- Apple IDをクリックし、サイドパネルから「iCloud」を選択します。
- 画面左下の「サインアウト」をクリックします。
- 必要なデーターを残す場合は「コピーを残す」を選択しましょう。
- Apple IDを入力したら完了です。
また、iMessageを使用している場合も同様にサインアウトしてください。これらの手順により、macbookを売却した場合もアカウント情報から個人情報が流出する心配はありません。
ハードディスクを消去してMacOSを再インストールする
ハードディスクの消去とMacOSの再インストールは、個人情報保護の観点からも、macbookを処分する前に必ず実施すべき重要なステップです。データの完全な消去を行うには、macbook本体の初期化だけでは不十分なため、、特定の手順を踏む必要があります。
具体的には、以下の手順を参考にしてください。
- 事前にiTunesやiCloudからサインアウトし、電源を落とします。
- macbookを再起動する際に「command」+「R」を押しながら電源を入れ、りんごのマークが表示されるまでこのキーの組み合わせを押し続けます。
- 「OS Xユーティリティ」画面に切り替わったら、一番下にある「ディスクユーティリティ」をクリックして「続ける」を選択します。
- 「Macintosh HD」を選択し、「セキュリティオプション」をクリックします。
- 左のタブから「Macintosh HD」を選択し、上のタブを消去に変更した上で「セキュリティオプション」をクリックします。
- 消去オプションを最も安全な状態に設定し、スライダーを一番右に動かして「最も安全」という設定にし、「OK」をクリックします。
- 右下の「消去」をクリックし、確認文が表示されたら再度「消去」をクリックします。
これらの手順を順番に実行していくことで、macbookの古い内のデータを完全に消去し、個人情報が漏洩する漏洩リスクを軽減できます。
macbookを処分する方法6選
macbookを処分する主な方法を6つ詳しく見ていきましょう。
小型家電として自治体に回収してもらう
macbookの処分方法として、自治体に回収してもらう方法があります。なお、macbookはパソコンリサイクル法対象品となるため、不燃ゴミに出すことはできません。
ただし、一部の自治体では小型家電リサイクル法の対象品目として受け入れられている場合があります。
家電リサイクル法は、小型家電に含まれる資源の再利用を目的とした法律です。
詳細な情報は自治体のホームページなどで確認してください。
中古パソコン買取専門店に売る
macbookを処分する方法として、中古パソコン買取専門店に売る方法があります。不要になったmacbookを現金に買い替えたい場合や新しいmacbookを購入せずに処分したい場合におすすめです。
新品・中古を問わず適正価格でmacbookを買い取ってもらえます。
情報流出にもしっかりと気を配っている買取専門店も多いため、データ消去を確実に行ってくれるところも多く、安心して利用できます。なお、複数店舗の無料査定を受けて、最も高い店舗で売ることをおすすめします。
家電量販の回収・下取りしてもらう
macbookを処分する方法として、家電量販店での回収・下取りをしてもらえる場合があります。
ただし、家電量販店の場合、データ消去については自己責任のケースや有料サービスに含まれていることが多いため、安心して処分するためには自身でデータの消去を行ってから持ち込みましょう。
メーカー(Apple)に下取りしてもらう
macbookを処分する方法として、メーカーであるApple社に回収してもらう方法があります。Apple社の下取りサービス「Apple Trade In」は、Appleが自主回収を行うことにより、パソコンのリソース有効利用促進法に基づいた回収が行われています。
この方法のメリットは次の通りです。Appleが直接回収することにより、macbookの処分が安心できます。特に平成15年10月以降に購入したmacbookは、PCリサイクルマークが表示されている場合、リサイクル費用が無料で処理費や手数料も不要です。
また、機種や状態によっては下取りとしてApple Storeギフトカードがもらえる場合があります。
ただし、平成15年10月以降に購入したmacbookであっても、PCリサイクルマークが貼られていない場合は、有料での回収または回収の対象にはならないため、販売前に必要な対応を忘れずに行ってください。
Apple Trade Inの申し込みは、オンラインや店頭での申し込みが可能であり、オンラインではギフトカード、店頭では下取りとして購入商品の割引を受けられる場合があります。これにより、販売の手間を減らしながらお得に新しいApple製品を手に入れることができます。
不用品回収業者に回収を依頼する
macbookを手放す際には、不用品回収業者に依頼する方法があります。ただし、1台だけの回収では回収費用がかなり割高になる場合もあるため、複数の不用品をまとめて依頼すると経済的です。
業者選びには細心の注意が必要です。
無料と謳っても回収時に料金を請求されたり、不法投棄されたりすることがあります。信頼性のある業者は、口コミや評判を調べ、実績や評価を確認して見つけましょう。
まとめ
本記事では、macbookを下取り・売却・捨てる前に必要な手順を詳しく解説しました。大切なmacbookを手放す際には適切な処分方法を選び、重要なデータを保護することが大切です。
環境への配慮も忘れずに、適切な方法でmacbookを手放し、新しい段階にスムーズに進みましょう。
あなたの大切なmacbookの処分が成功することを願っています。